いまさら読んだ『刻刻』が超絶面白かった件
つい先日、Dモーニング(アプリ版モーニング)に特別編が掲載されたのをきっかけに、その存在を始めて知った『刻刻』というマンガを読んでみたら予想以上に面白かった。このマンガ、読み切りが最初に雑誌に掲載されたのが2008年、連載化され終了したのが2014年ってことなので、いまの今まで知らなかったことが不思議でならない(汗)まぁ、地味なマンガだし画のタッチも好み分かれそうだし、テーマは若干哲学的で好き嫌いあるのは間違いない。連載当時に大ヒットしなかったのは容易に理解できる。
だがしかし、面白いのよ!
ざっくりあらすじご紹介しておくと、
佑河樹里はニートの父・兄と隠居の祖父、母、シングルマザーの妹と甥と共に暮らしていた。ある日、甥と兄が幼稚園からの帰路の途中で誘拐され、犯人から樹里・父の元に身代金要求の電話が掛かってくる。犯人の要求する身代金の受け渡し期限までは30分しかなく、間に合わないと悟った樹里は犯人と刺し違える覚悟で2人の救出へと向かう決意をするが、その時、祖父が佑河家に代々伝わるという止界術を使い、時間を止めてしまう。人も物も森羅万象が止まった止界で樹里たちは2人の救出へと向かうが、向かった先で自分たち以外の動く人間たちに遭遇、急襲される……。※出典:Wikipedia
Wikipediaに書かれてる『止界術』というのがキーワードなのですが、もうちょっと正確に書くと時間を止めてるわけではなく、見た目にはわからないくらいゆっくりと進んでる状態になることが止界術です。逆に言えば、止界術の中にいる人は超高速で動いてるとも言えるわけですが、この辺りの設定で色々矛盾が起こらないようにするために、かなり複雑な話となってるのは事実です(笑)その上、止界術を教義とする宗教団体が登場して精神世界まで絡んで来ますからさらに話を複雑にしていきます。ちょっと最初とっつきにくい感じがしますけど、そういうのもひっくるめて面白い。
ちなみに『刻刻』でググってみると2015年にcakesで著者の堀尾省太先生がインタビューに答えてました。なんか遅れてきた天才って感じ??そちらも面白いのでぜひ。
とりあえず、バック・トゥ・ザ・フューチャーとか進撃の巨人とかが好きな方は100%ハマると思うので、機会があればぜひお読みください。
売り上げランキング: 28,726