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”極める”って想像を絶する世界だというのがわかるマンガ

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書こう書こうと思ってたおすすめマンガネタ。


『昭和元禄落語心中』......タイトル通り落語の世界を舞台にしたマンガなのですが、ざっくり説明すると八代目八雲(師匠)と与太郎改め三代目助六(弟子)との師弟関係を中心に話が進んで行くマンガです。(ほんとザックリ)

既にコミックも8巻出てますし色んなところのレビュー見ていただければもっと詳しく説明されてますのでご興味ある方はググってくだされ。ただし、ほとんどのレビューは「落語の入門編」とか「ベストオブ落語漫画」とか割と表面的な評価が多いのですが、このマンガ、実はもっとドロドロした人間の内情といいますか業といいますか、そういうことが書かれてるように思えます。

特に八代目八雲を見てると、「落語を自分の代で終わらせる」と言い放ち、すなわちこれ”極める”ということだと思うわけですが、極めるためのストイックさったら、もはや変態ですよ(汗)

もちろん八雲に対して対照的な助六がいいエッセンスになってナイスコンビなのですが、助六は助六で色んな業を背負ってたりしてまして、まぁ、なんといいますか、落語漫画の登場人物が落語の主人公のようなエピソードもってるという何とも上手く出来てるマンガです。逆に言えば、落語にさほど興味なくても全然楽しめるマンガだとも言えます。

私も最初は「落語なんて......」って思ってましたが一気に8巻まで読み切りました。(ちなみに、いまだとKindle版の1巻は無料で読めますよ)誰かが言ってましたが、落語って歌舞伎とか能とかと違って何の予備知識もなくふらっと寄席に入っても全然大丈夫な大衆演芸だから日中ちょっと時間出来たりしたらぜひ寄席に行ってみてくださいって......私も機会があれば行ってみようと思ってます。が、今週は無理です、なぜならインフルエンザA型に感染中なので。


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