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我々にはフェラーリよりも燃費が大事という話

三菱自動車に続きスズキ自動車からも燃費問題が出て来たわけですが、個人的にはこの2社の問題は全然違うものだと思ってまして、少なくとも三菱ほどスズキは悪質ではない気がしてます。ただ、スズキ車のユーザーさんからしたらいい気分はしないでしょうね。

さて、今回の燃費偽装、その行為自体が悪であるのは間違いないと思いますが、最近あちこちから聞こえて来るのが「日本車を評価する指標として『燃費』の位置づけが重すぎる。イタリア車とか見てください。燃費とか完全に無視してますよ(笑)」的な発言がチラホラあること。

この意見に対して「なるほど〜」って言う人も多いみたいですが、個人的にはちょっと納得出来なかったので理由を考えてみました。

まず、評論家諸氏が言ってるイタリア車って、フェラーリとかをイメージしてるんだと思いますが、昔、何かで見た記事にテスタロッサでリッター3kmくらいって書かれてたような記憶が......プリウスのリッター30kmとかと比較すると檄低だと思いますが「フェラーリだから燃費とか関係ねぇ!」ってことなんだすよね?!これをいまの日本車に求めてるってことなんでしょうか??

もうちょっと行間を読んだ解釈をすると、「全てのメーカー、全ての車種の評価軸が今は『燃費』になってるけど、個々に他の何かを評価軸にすればいいんじゃない?!」ってことを言いたいのだと思います、たぶん。ただ、それはそれで難しい気がします。最高速を追求するにしても、居住空間の快適性を追求しても、どれもこれも結局、燃費というわかりやすい指標には勝てない。

ちなみに、昭和の頃(まさに私の時代)は『車=ステータス=若者の憧れ』だったりしたんですけど、いまはタバコと共にいらないものベスト1を争ってます。結局、生活の足として考えた時に、1円でも安い牛乳とか卵を求めてスーパーをハシゴしてる一般家庭においては、コスパは重要要件であり、つまりそれは『燃費がいい!』ってことになるわけです。

ってことで、燃費は大事なんですよ!庶民にとっては!!
(評論家のみなさんは、なんだかんだ言ってもお金持ちですからね)