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『忘れられる権利』の判決が逆転した件

ケンタの食べホは頑張れば元取れそうな気がするけど、ミスドの1,200円食べホは100%無理ゲーだと思ってます。


そんなことはどうでもいいので、さっそく本題に入ります。

以前、ネタックスでも取り上げたGoogle検索で過去の犯歴が表示されるのは違法だから削除してくれという訴えに対して、地裁の下した判決は妥当ということでした。この判決に対して、個人的にはかなり驚いて、『この判決を認めるとGoogleの存在意義が揺るぎかねない』というタイトルの記事を書きました。

内容はと言いますと、

検索結果で出てくる記事は別にGoogleが作ってる(書いてる)わけではなく、どこかのサイトに書かれてるものを収集してるだけであって、Googleの検索結果を削除したところで、根本解決にはならないのではないかということ。もちろん、多くの人が検索エンジンを介してアクセスすることを考えると、この措置には大きな効果があるのかもしれませんが、元記事が残っていればいつかまた検索結果に表示されるようになるのではないかと。つまり、元記事を書いた人に対して削除要請を行うとともに、Googleに対して削除要請するのが正解の気がしますがどうなんでしょう。Googleが単独で永久にこの検索結果が出ないようにするには、何かしらの特別なシステム改修が必要ってことになりますけど、そんな対応するのかな?!(汗)で、記事にありますけど、237件も表示されてるってことは、それなりの数の元記事があると想像出来ますけど、一体、この人は何をしたのでしょうか?!それがとても気になる(笑)

さらに言えば、検索結果に対して操作すると言うことは、検索結果の信憑性に対する担保が出来なくなるということで、Googleの検索サービスの根幹を揺るがすことになりかねませんから、Googleが素直に判決に従うとはとても思えません。この裁判、Googleは異議申し立てすると思いますから、まだまだ続くのではないかと。もし素直に判決を受け入れたら、「俺も、俺も」って多くの人が言いかねません(汗)もちろん、裁判にはお金かかりますけどね。さて、どうなるのでしょうか。しばらくヲチしておきます。

って感じ。

で、今回、高裁が下した判決は......

検索サイト「グーグル」で名前などを検索すると、過去の記事などで逮捕歴が分かるとして、男性が検索結果の削除を求めた仮処分申し立ての保全抗告審で、東京高裁(杉原則彦裁判長)は12日、「忘れられる権利」を認めてグーグルに削除を命じた昨年12月のさいたま地裁の決定を取り消した。

高裁決定は「プライバシー権に基づいてネット上での削除が認められる場合はある」と認めた上で、今回のケースについては「処罰を受けてからの期間などを考慮しても、削除の必要はない」と判断した。

取消の理由が”期間”になってはいますけど、根底には冒頭に載せた私のコメント的なことも考慮されていると勝手に思ってます。だって、そもそもGoogleに言うことじゃないしね。Googleもホッとしてるのではないかと。

ちなみに、今回の訴えを起こした人って女子高生にわいせつな行為をして逮捕されてます。そりゃまぁ、消したい過去ではありますな(笑)

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