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もう視聴率ベースで番組の評価するのは止めた方がいい!

私はテレビが大好きなので、「テレビを見ない人が増えてる」とか言われてもピンと来ません。ただ、テレビ大好きな私でも時間的な制限を受けるのはイヤなので自宅には全録機と通常のレコーダーを導入してます。これで見逃しもほぼ回避出来ますし、自分が見たい時に見れるという環境になってます。

そんなテレビ大好きな私が、いつも頭に来てることがありまして、

それが、

自分が面白いと思った番組を、内容なんてろくに見もしないヤツから視聴率が低いという理由だけで酷評されること

です。

例えば、先日、最終回をむかえた『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』というドラマですが、初回からなかなかのテンション低い展開で、さらには、この飽食日本において、こんなド貧乏な人達を描いて誰に共感されんねん?!と思ってしまうドラマでして、案の定、初回から酷評されました。が、最終回までキッチリ見れば、とてもいいドラマだったと思えると私は思ってます。いい場面で、あの聞けば聞くほど暗くなる主題歌が流れたらホロッと泣く人も多かったのではないかと思いますし。そんな私評価は結構高いドラマではありますが、視聴率だけ見れば月9ドラマとしては史上最低を更新したと酷評されてます。

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フジテレビドラマ『いつ恋』視聴率が月9史上最低を更新! 有村架純&高良健吾の主演作が『極悪がんぼ』下回りワースト記録!


まぁ、確かにそうなんですが、冒頭でも書いたように私のような方法で見てる人がかなりの数存在してると想定すれば、視聴率だけで評価するってどうなのよ?!って思うわけです。で、さらにダメなのは、そう思ってるのは視聴者だけではなく、作ってる人(テレビ局員とか制作会社の人とか)も同様なことを思ってるということ。さらに、酷評するメディアの人達も実はわかってる上で書いてると言うこと。

そんなの不毛でしょ?!

もちろん、面白くない番組も山ほどありますよ。特にバラエティは好みの問題もありますし、私もドッキリ企画の番組だとタイトルでわかれば見ません。理由は過去記事(私がバラエティ番組のドッキリ企画を見ない理由)に書いてます。なので、面白い面白くないという評価も多様性があっていいと思うわけで、そのためには内容をしっかり見て自分なりの考えで評価すべきだと思います。その上での酷評だったら別に自分がいいと思ったものであっても受け入れることは出来ると思いますが、明らかに「見てねぇだろ?!」って思える内容の酷評には辟易するわけです。書いてるライターも恥ずかしいと思わないのかね?!何より、もはや信憑性も疑わしい視聴率という数字によって酷評される番組達が可哀想で仕方ありません。

とはいえ、日本を裏で牛耳ってる汐留辺りの大手広告代理店が、戦後テレビが普及し始めた頃から脈々と作りあげた視聴率システムですから、「はい、明日から使うのや〜めた」とはならないわけで、もちろんテレビ局の人も口が裂けても言えないわけで、さらにはクライアントもこれ以外の評価指標がないからには、これで評価するしかなく、結果、そのしわ寄せは制作陣と出演陣がまるかぶりするという構造はしばらく続きます。

とりあえず、今回のいつ恋の結果を受けて、有村架純を「視聴率を持ってない女優」とか言うのだけは止めて欲しいと切に願います。

ちなみに、つい最近では、スマップの香取慎吾主演の『ストレンジャー』がやり玉に上がってますが、こちらは録画したまま、まだ見てないので私は評価しません。が、『家族ノカタチ』はイマイチでした(笑)

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