NETAX

様々なジャンルのニュースから今夜飲み会で使える旬ネタをネタリストが人力キュレーション。コメント付きでわかりやすく紹介します。

人力情報キュレーションブログ - ネタックス

あの人も絶賛!『四月は君の嘘』は音が聞こえるマンガだ!!

土曜日なので私の好きなマンガを薦めてみる。


去年は、忙しさにかまけて買ったコミックスを積ん読状態にしてしまうという失態を演じてしまった私ですが、年末年始でかなり消化しました。先日も『重版出来!』をご紹介したのですが、今日は『四月は君の嘘』をご紹介......と言っても、かなり有名なマンガですしアニメにもなりましたし、今年2016年には広瀬すずと山崎賢人のダブル主演での実写映画化が決定してます。なので、知ってる人の方が多いマンガかもしれませんので内容のレビューはそこそこに、飲み会で語れるちょっとした情報をご紹介します。


一応、ざっくりこのマンガの内容をご紹介しておきますと、

「あの日、僕はピアノが弾けなくなった‥‥」仄暗い青春を過ごす元・天才少年、有馬公生。夢も恋もない世界に佇む、彼に差し伸べられた手は名も知れぬ少女のものだった!!

母の死をきっかけにピアノを弾かなくなった、元・天才少年有馬公生。目標もなく過ごす彼の日常は、モノトーンのように色が無い‥‥。だが友人の付き添いで行ったデートが、少年の暗い運命を変える。性格最低、暴力上等、そして才能豊かなヴァイオリニスト‥‥少女・宮園かをりと出逢った日から、有馬公生の日常は色付き始める!! 青春を切り取る注目の作家・新川直司がおくる、切ない青春ラブストーリー。


四月は君の嘘(1) (月刊少年マガジンコミックス)
講談社 (2012-12-07)
売り上げランキング: 192

って感じのマンガです。


で、このマンガの何が凄いかと言いますと、このマンガを表現する際に「音が聞こえるマンガ!」と評されることがあります。意味不明ですか?!(笑)話がちょっと逸れますがマンガの世界で上手く行かないと言われてるテーマがいくつかありまして、例えばバスケットとか。しかし、その定説を覆したのが『スラムダンク』って言うのは有名な話。ただ、スラダンがヒットしたからと言っても、それ以降のバスケマンガが全てヒットしたかと言うとそうでもなく、やっぱり上手く行かないバスケマンガも山ほどありました。とは言え、スラダンが業界に与えた影響は大きかったと思います。最近では個人的には『あひるの空』が好きなのですが、スラダンのヒットがあったからこそ作家さんがバスケマンガにトライしようと思ったのではないかと推測します。


話を戻しまして、同様に音楽も上手く行かないテーマのひとつだと言われてます。そりゃそうですよ、音が重要な要素の音楽マンガを音の出ないマンガで描くわけですから。そんな、難しいテーマである音楽マンガに果敢に挑戦してヒットしたマンガのひとつが『四月は君の嘘』です。また話が逸れますが、個人的に好きな音楽マンガが他に2つありまして、ひとつは『BECK』。もうひとつが『BLUE GIANT』です。この2作品もいつか機会があればご紹介したいと思います。


話を戻しまして、音楽マンガがヒットする条件と言うのがありまして、それが「マンガから音が聞こえるかどうか?!」ってことです。やっと本題に戻りました(汗)もちろん比喩的表現ではありますが、要は読んでて聞こえてくる感じがするかどうかってこと。『四月は君の嘘』はこのヒットの条件にきっちりハマってます。音が聞こえてきます。もちろん、『BECK』や『BLUE GIANT』も音が聞こえます。こればっかりは、読んでみてもらわないとわからない感覚です。ちなみに、私はマンガと同じくらい音楽が好き(やる方じゃなくて聞く専門です)で、もっと言えばCD聞くのはあまり好きじゃなくて音を体感出来るライブに行くのが好きです。そんな音楽好きな私がマンガから音が聞こえるって言うんですから、まぁ、騙されたと思って読んでみてください。損はさせませんから(笑)


そんな音楽好きな私が檄推し出来る『四月は君の嘘』なのですが、言うても私ごときがオススメしたところで誰にも響かないんでしょうね(泣)なので、あの人がオススメしてるって情報をぶっ込みます。「あの人がそこまで言うんだったら、ちょっと読んでみようかな?!」って必ず思うこと必至。その、あの人とは......


ワンピースの作者である尾田栄一郎先生です!


あるテレビ番組で自分が嫉妬する人を紹介するという企画がありまして、そこで尾田先生があげたのが『四月は君の嘘』の作者『新川直司』先生でした。尾田先生もヒットの条件である「このマンガからは音が聞こえる」と言ってましたよ。コマ割や演出が絶妙で凄い作家だとも。(”言ってました”と書いてますけど、本人が出演したわけではなく編集者を通してのコメントです)ちなみに尾田先生がこのマンガをあげたことの凄さっていうのがもうひとつありまして、尾田先生が連載してるワンピースはジャンプ(集英社)。『四月は君の嘘』はマガジン(講談社)なのです。出版社をまたいだ作品をオススメするって、言うたら「めざましテレビで下町ロケットが面白いです!」って言うようなもの。普通じゃあり得ない。よく集英社が許したなと。これも尾田先生の集英社に対する絶大なる力か!?と驚きました。(集英社も懐深い!)


そんな『四月は君の嘘』、11巻で完結してますのでこの3連休でイッキ読みするのもいいのではないかと!?


蛇足ですが、広瀬すず演じる宮園かをりのビジュアル↓が、ドンピシャで私の好みだったと言うことを付け加えておきます(爆)

f:id:kjark66:20160109142114j:plain
via