LINEの障害で再確認!緊急時の本当の連絡ツールはこれだ!!by LINE
何と言うタイミングでしょう。
2011年の3/11の震災を受けて、災害時に役に立つツールを作ろうという意思のもと開発が始まったLINEが、今年の3/11というメモリアルな日に障害発生させてしまうとは......そして、この障害を受けて色んなデマが発生してまして釣られた人も多かったのではないかと思われます。
ちなみにどんなデマがあったかと言いますと、
今回のお詫びとしてLINEコイン10.000枚プレゼント致します。
応募条件はこのツイートをRT後お待ちしてください。
復旧次第配布して行きます。
とか。
私のところにもRTまわってきました(笑)
他にも、
17時50分頃から発生しているサーバーエラーですが、弊社の社員がサーバーの上で味噌汁を溢した為と判明しました。現在サーバーを雑巾で拭いて復旧作業中です
類似で「ドラえもんを視聴中のため復旧作業が遅れてる」とかね......まぁ、なんと言いますか、アカウント名を”ちゃんと”見ればデマ(釣り)だとすぐにわかる稚拙な手口でしたが、思いのほか拡散されてしまったという。相変わらずデマ耐性のなさが露呈しましたね。
とりあえず、大規模な災害時に、電気・ガス・水道・さらに通信(電話)などのインフラが止まるとデマが発生するのは先の震災で経験済みですが、そういう意味では、今回の障害発生でLINEも既にインフラツールの仲間入りしてるという証明となったのではないかと思います。
が、当のLINE自体はどう考えてるのか?!
『緊急時に役立つスマホ・LINEの使い方』( PDF)というリーフレット内には、以下のように書かれてます。
「いざという時には”LINE”じゃなくて”Twitter”使え!」
だってさ(笑)
まぁ、直接的にそう書かれてるわけではないですが、そう読める内容ではないかと。キャリアが提供する災害伝言ダイヤルとか掲示板はいいとしても、一般企業が提供するサービス(ツール)で緊急時に使えるツールの一番手がLINEではなくTwitterって、かなりガッカリしてるんですけど。これって、災害時にはLINEは役に立たない(可能性がある)と堂々と言ってるわけで、そもそも開発理念とかに反する記述のような気がします。Twitterは先の震災でも落ちなかった実績がありますし、そちらをどうぞって言いたくなるのもわかりますけど、それをLINEが言っちゃダメ。インフラツールとしてTwitterに敗北宣言することになりますし、LINEが使えなくなった場合の免罪符にしてるような気がします。
日本におけるLINEのポジションは、既に、電気・ガス・水道・LINEという並びにラインナップされてるのは間違いないわけですから、もう少し自覚を持っていただいた方がよいのではないかと......この機会に、ぜひリーフレットの当該記述のTwitterを削除していただき、LINEを使えと書き換えていただければと思います。LINEは大規模災害時でも止まらないというルールで運用いただければと思います。この前止まったのは忘れるので(笑)もちろん、副ツールとしてTwitterという記述があっても何ら問題ないかと思います。(ただ、Twitter社的にはどうなんですかね??別に業務提携とかしてるわけではないでしょうから、LINEのリーフレットに堂々と記載されるのは問題ないんでしょうか?!)
気になる方はぜひ下記よりリーフレットをDLしていただき一読いただければと思います。