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舛添さん、なんか逃げ切りそうな雰囲気です。

昨日、『橋下×羽鳥の新番組(仮)』を見てたら、舛添都知事の政治資金流用問題を取り上げてた。

で、橋下さんが「政治資金規正法上は公私混同も違法とはならない」と言ってるの聞いて驚いた......そうなのか??

舛添都知事のファーストクラス&スイートルーム外遊とか公用車の私的利用については、割と厳しめなコメントしてた橋下さんですが、政治資金の使途については、マスコミがいくら叩こうとも法的に罰することは出来ないという見解です。

政治資金規正法では、使途については言及されていないため領収証さえ存在していれば何に使ったかは問われないらしい。例えば、SMクラブの領収書でもそこで会議したと言い張れば問題ないんだと......いわゆるザル法ってヤツ。もちろん、舛添さんもこのことは重々承知の話でしょうから、これまでの平身低頭会見から一転、最近では「全てがグレーなわけじゃない」とか言い出してるのだと思われます。

現行法では公私混同は何の問題ないのか......。

では、同じような政治資金問題で辞任して起訴された野々村号泣議員の場合はどうかと言いますと、あの人は空出張を精算してましたから、つまりは存在しない領収書を偽造したということで罪に問われてます。なので、舛添さんが第三者の厳しい目で見てもらうのはこの一点ではなかろうかと。公私混同についてはおそらく不問です。都民のみなさんの気分的には私的利用は気分悪いでしょうけどね。

さて、舛添さん、報道されてる内容の中でアウト項目はどれくらいあるか。例えば、新党改革時代に同僚議員数人に蕎麦を奢った際に「40人分の領収書持ってこい」と言ってたらしい。これはたぶんアウトですね。ただ、だいぶ前の話なので今回ここまで遡ることはないでしょう。あとは、近所の店で食事した際に金額未記入の領収書もらってたという話もありますが、水増ししてたとしても店側の控えがなければ突合出来ないので微妙。そう考えると完全アウトなものは出て来ない気がしてます。

では、このまま逃げ切りとなるのか......橋下さん曰く「舛添さん問題、公私混同をいくら追及しても政治資金規正法上、違法にはならない。メディアは分かっているのか?これは政治倫理の問題。普段の記者会見で、もっと言えば、普段から議会が追及し、有権者に政治判断を下してもらうもの。都議会の責任」と言ってます。つまり、今後、舛添さんを追求するためには都議会に百条委員会っていうのを設置して厳しく調査すればいいと思われますが、それもどうやら設置される見込みは現時点ではないようです......ちなみに、金銭問題で辞任した猪瀬前都知事は、この百条委員会が設置された翌日に辞任しました。

ってことで、舛添さん続投色が極めて濃厚となったとご報告しておきます。