鳥越さんの言ってる『悪魔の証明』は何か違う件

最近、やたらとバタバタしててブログ更新が滞ってる（反省）隙に梅雨が明けました。おめでとう！！

さて、東京都知事選も終盤、各陣営最後の追い込み中だと思いますが、今朝テレビで注目候補の一人である鳥越さんのインタビューが放送されてましたが、そこで週刊誌で記事にされてた女性問題について『悪魔の証明』だと言って反論してました。

が、それがとても違和感あったので自分の頭の中を整理するために少し掘り下げてみたいと思います。

「週刊文春」「週刊新潮」で女性との問題を報じられ、文春を刑事告訴、新潮も近く刑事告訴する方針を明かしている鳥越俊太郎氏（７６）は２８日、フジテレビ系「直撃ＬＩＶＥグッディ」に生出演し、安藤優子キャスターから「本当なんですか」と直撃された。

鳥越氏は「これは誰かが言っている話で、悪魔の証明といって否定の方法がないんですよ。やっていないという証明ができない。事実無根であると言うしかないんです」と釈明した。

女性とその友人男性と、３人で会ったことがあるかと聞かれると、「それはありますよ。どんな話をしたか明確に覚えてませんけど、彼氏がもうちょっとちゃんと学生に接してくれみたいな話だったように思うんですけど」と話した。

これを『悪魔の証明』だから不可能ってことで済ませたら、世のセクハラ事件は全て男性側敗訴となってしまうわけで、実際には（とても大変だと思うけど）無罪を勝ち取るケースもあること考えたら、決して『悪魔の証明』とは言えない気がしますけど。

例えば、「地球上に自分とそっくりの人がいる」というのに対して「いない」というのを証明するのは間違いなく悪魔の証明だと思う。だって、証明するためには地球上の全ての人に会って確認しないといけないわけで物理的に不可能。だけど、セクハラしたのかしないのかって、関わってる人も限定的だし法廷では偽証してはいけないという一応の建前を前提に言えば、法廷で争えば簡単に無実を証明出来ると思います。仮に人はウソをつくからことか、そういう不確定な条件を前提に悪魔の証明だと言ってるとすれば、そもそもの悪魔の証明の意味を理解してないとしか思えない。（法廷で決着つけたくないのかね？？とか邪推してしまうけど）

そうこうしてると「本当に京大（京都大学）卒なんですかね？？」とか言われかねないよ......確か、学歴詐称問題も大きな話題になってないけど出てなかった？？

とりあえず、来週には新都知事決定してますね。

ちなみに、誰かが言ってましたけど、肩書きに『ジャーナリスト』を付けてる人は政治家になる際には外した方がいいと。なぜなら、ジャーナリストという仕事は政治（家）に対する監視役であるわけで、監視する側から監視される側になるのに相変わらずジャーナリストって言い続けるのは違和感あるって。確かに......そう言えば、都知事候補にもうひとりジャーナリストいたね。